最近、EWC ’64~’66の 小林 英治 さんが彼の活躍の半世紀を本当に読み応え有る作品にまとめ以下の本として出版されました。「ハワイ、マニラ、ジャカルトに暮らす『アジアに学んだ半世紀』ー図書館から国際機関・大学へ」と言うタイトル。日外アソーシエーツ 2014年4月5日第1冊発行 235ページ 本体¥2,000+税
第一章 アジア学こと始め 第二章 ハワイ大学でアジア研究 第三章 アジア開発銀行の創立 第四章 開発協力の現場で 第五章 フィリッピンに暮らして 第六章 インドネシア駐在事務所へ 第七章 教育の現場に立って 第八章 ことばの海へ 第九章 アジアの町を訪ねて 第十章 趣味を楽しむ 他に参考資料等
小林 英治 さんは趣味で水彩画を描かれるので、本にはふんだんに彼の行かれた各地の風景や草花のカラフルなスケッチが取り込まれ、ハワイの頃からはじめ、アジア開銀での活動(ODAの様な開発援助融資)のエピソード、大学教育の現場(日本の大学3校でアジア経済や開発農業関連を教えられた)、家族や友人、趣味(俳句や山歩き等)の皆さんとの活動でのスナップ等がバランスよく描かれています。EWC以来の各地に散らばる友人(アジアの各国でリーダーとして活躍中)・融資活動での各国の名士(大統領や大臣等)、セミナーや講演での風景等彼の幅広い活躍の現場が誠実に活写されています。EWC精神を彼ほど十二分に生かして、また、後輩へのお手本としてこの本にまとめて残されたことは何にもまして素晴らしい貢献だと思います。
ちょっとしたデータも織り込まれていますので読みやすく解りやすく、かつあの時代はそーだったのだと納得がいき、一気に引きこまれて読み進んでいきます。参考資料に見られる彼の英文文書の英語力・内容の素晴らしさにも彼の全人格を感じます!JEWCA 東京チャプターのホームページに掲載して仲間の皆さんにご紹介頂ければ幸いです。 綿森 宣行(64年)・記